2023年度公益社団法人川越青年会議所理事長
新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。旧年中は、(公社)川越青年会議所の活動に対しまして、多大なるご支援ご協力賜りましたこと、衷心より感謝申し上げます。
私は、(公社)川越青年会議所第63代理事長を務めさせていただきます、樋口直喜と申します。2023年度も大変お世話になるかと思いますが、これまでと変わらぬご支援ご協力賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
昨年は、年明けから新型コロナウイルス感染症のオミクロン株の感染拡大により第6波が到来。さらに、2月にロシア軍がウクライナに侵攻を開始し、世界が大きく揺れ動いた年でございました。不安定な世界経済、金融市場、高まる地政学的なリスクは日本にも大きな影響を及ぼしました。原油や原材料価格の高騰、32年ぶりの水準まで進んだ円安、また、国防政策の大転換もございました。パンデミックとともに進んできたパラダイムシフトは、落ち着きを見せるどころか、更に加速し、世界は新たなステージへと進む岐路に立たされております。一方、そのような不安定な世界・日本の情勢のなかにおいても、川越では、「市制施行100周年」という栄えある節目を迎え、将来への明るい兆しが届けられました。大きな節目を迎えた川越は、本年、将来へ向けた新たな一歩を踏み出す重要な年となります。
2023年度、(公社)川越青年会議所では「想い描く希望の光 夢へと踏み出すはじめの一歩!」をスローガンとさせていただきました。川越は県内で初めて市制を施行したことに代表されるように、正に先駆者でありました。そこには間違いなく、斬新な発想による将来への期待に満ちた夢と、まちが一体となり夢を実現していける自負があったに違いありません。そして、私たちはそれら先人が描いてきた夢を現実のものとして受け取り、豊かな暮らしを享受してまいりました。大きな節目を迎えた今こそ、我々が新たに夢を描き、語り、夢の持てるまちを牽引していかなくてはなりません。そのため、2023年度は「夢を描けるひとづくり」「夢の持てるまちづくり」「夢を語れる組織づくり」を三本柱に、「夢溢れる川越」の創造へ向けて力強く邁進してまいります。「夢を描けるひとづくり」では、不安定な社会でこそ、臆することなく夢を描き、その実現のために力を尽くせるリーダーへと成長すると共に、子どもたちに等しく社会から愛されているという安心感のなかで夢を描いてもらうことで、夢の実現への歩みを通じて社会に貢献できる人財へと成長していただきます。「夢の持てるまちづくり」では、行政との連携をさらに強固にし、市民や各種団体を牽引しながら今昔の川越を理解し、揺るぎない礎の上に、今後の新たな夢の持てるまちの姿を提示します。また、企業にも川越の枠に収まることなく世界に照準を合わせた夢を抱き、世界から評価される企業を目指していただく取り組みを支援してまいります。「夢を語れる組織づくり」では、青年会議所運動が持つ力を信じる心と、会員相互の信頼と友情を育める確かな組織運営を行います。また、諸先輩に対する感謝をもとに、我々の存在意義を広く発信し、対内対外両面において(公社)川越青年会議所に対する期待感と信頼感を高めてまいります。そして、我々の組織に夢を持つ新たな会員を一丸となり拡大していくことで、求心力をさらに高めてまいります。
2023年度、(公社)川越青年会議所は「夢溢れる川越」の創造へ向け運動を展開してまいります。関係各位の皆さまには、本年も引き続きご指導ご鞭撻賜れますと幸甚です。
結びに、皆さまの益々のご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。