2025年度公益社団法人川越青年会議所理事長
新年のご挨拶
松本 隆 (まつもと りゅう)
新年明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は、(公社)川越青年会議所の活動に対し、多大なるご支援ご協力を賜りましたこと、心より感謝と御礼を申し上げます。私は(公社)川越青年会議所第65代理事長を務めさせていただきます松本 隆と申します。2025年度もこれまでと変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
昨年を振り返ると、世界では米中間の対立激化やロシア・ウクライナ紛争の継続、中東における緊張の高まりなど、多くの地域で不安定な状況が見られました。また、アメリカ合衆国大統領選挙ではトランプ氏が再任したことにより、世界情勢は新たな局面を迎え、国際社会への影響が注目されています。日本においても、政治や経済、自然災害を始めとする多くの社会課題が交錯する年となりました。国民の関心が高まる中で新政権が発足され、大きな為替変動による物価高騰は国民生活にも影響を及ぼしています。日本各地で甚大な被害をもたらした自然災害においては、日頃からの備えや地域社会との連携の必要性を改めて再確認することになりました。私たちの住み暮らす川越もまた、子どもたちへの社会的サポート、少子高齢化による担い手不足や地域コミュニティーの希薄化、企業の社会的責任など多くの課題を抱えています。そのような中でも私たちは、川越の明るい未来に向けて、世界や日本を取りまく環境の変化にも柔軟に対応し、目の前にある課題から目を背けずに、常に前を向いて歩み続けなければいけません。
2025年度は「絆」をキーワードに掲げ、「絆で繋がる人とまち 未来につなぐ65年の歴史と伝統」をスローガンに運動を展開してまいります。「絆で繋がるひとづくり」「絆で繋がるまちづくり」「絆で繋がる組織づくり」を三本の柱とし、地域社会が抱える課題に多くの人びとと共に手を取り合い絆で繋がる川越を創造してまいります。「絆で繋がるひとづくり」では、明確な目標を掲げリーダーとしての資質を高め、地域社会から必要とされるリーダーへと成長すると共に、子どもたちには多くの人びととの繋がりを通して、多様な価値観や柔軟な思考を育むことで目標に向かって歩み続けることができる人財へと成長していただきます。「絆で繋がるまちづくり」では、このまちの若者たちが広く地域活動に関わり柔軟な発想を加えることで、まちの魅力を今まで以上に引き出し、多くの人びとがまちに愛着を持つことで地域社会の発展に取り組んでまいります。また、地域社会の一員でもある企業が時代の変化に柔軟に対応し地域社会との共生を図ることで、企業の存在価値を高めてまいります。「絆で繋がる組織づくり」では、仲間と本音で議論し互いを認め合うことで個々のスキルを磨いてまいります。(公社)川越青年会議所が今まで以上に成長してくために、堅実な組織運営を行うと共に時代の変化に柔軟な思考を兼ね備え、新たな発想も取り入れながら、メンバー一人ひとりが当事者意識をもって会員拡大に取組み、我々の運動に賛同し志を同じくする仲間を多く募ってまいります。
2025年度、(公社)川越青年会議所は創立65周年という節目の年を迎えます。メンバー一丸となり、我々の運動を広く効果的に発信し、多くの人びとに存在価値を示してまいります。また、本年は(公社)川越青年会議所から48年ぶりに(公社)日本青年会議所関東地区担当常任理事並びに関東地区協議会会長を輩出させていただきます。埼玉のみならず、関東そして日本中の多くのメンバーから注目や大きな期待が集まる年であり、この機会をメンバー一人ひとりの新たな成長に繋げてまいります。
関係各位の皆さまには本年も引き続きご指導ご鞭撻を賜れますと幸いです。
結びに、皆さまの益々のご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。
2025年度理事長 松本 隆